お坊さんのお経は、暗記より教本を読むほうが正式?



今日からお盆明けの方も多いでしょうか。

休みにお墓参りに行かれた方も少なくないと思います。


そこで今回は、

お坊さんがあげるお経について、

前に聞いて驚いた話をシェアします。



比叡山で得度(お坊さんの儀式)された人が

教えてくれた話です。



宗派によっていろいろありますが、

お経は、暗唱する人のほうが

立派に見えるけれど、

実は、経典を読みながら唱えるのが正式

なのですよ、と聞いたのです。


知りませんでした!



何十年間も、暗記する人のほうがえらい、

みたいに思っていたので、

びっくりでした。



お線香の煙って美しい·*:☆..。
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理由を簡単に言うと

暗唱だと邪念が入りやすく、

文字を目で追うほうが集中できるからだそうです。



なので、暗記していても経本を出して、

文字を読みながら唱えるものが正式な作法だと。



(もちろん、前述のように暗記が正式な宗派もあります)




読みながら唱えるのが正式な宗派の場合は、

素人の目からすると、

暗記しているほうが立派に見えて

経本を見ている正式なほうに対して、

暗記せずにサボっているように思えてしまうので、

正式にやっている人は損しちゃいますね(笑)。


まあ、そんな俗世間の目に惑わされないのも

修行なのでしょうか?



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ものごとを習うとき、

守・破・離 と言われますが、

お経の世界は

守・守・守 なのかな。


でも、たとえ 守・守・守  であっても 

人の個性は必ず出るものだと私は思います。




お盆が終わってまた日常に戻りますが、

時々、心で手を合わせます。


感謝。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。


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